こんにちは!まーふです。
本記事では、2021年5月に公開された映画『ファーザー』についての受賞内容、製作裏話、感想を纏めさせていただきます。
『ファーザー』について、ただただ褒めちぎる記事になりますので、先入観をお持ちになりたくない、という方、作品を真っ新な気持ちで鑑賞されたい方は、軽く読み流して頂ければと思います(笑)
ネタバレ無し。
あらすじ説明無し。
で、纏めさせて頂いたつもりです。
それでは、語らせていただきます。
ファーザー史上最高齢で受賞!演技派俳優と作品の素晴らしさ
『ファーザー』は、第93回アカデミー賞で作品賞を含む6部門にノミネートされました。
本作で主演を演じるのは、1991年公開『羊たちの沈黙』でアカデミー賞主演男優賞に輝いた、サー・アンソニー・ホプキンス。本作でなんと、30年ぶりに2度目のアカデミー賞主演男優賞を、史上最高齢で受賞されました。
今回授賞式に出席されなかったアンソニー・ホプキンスは、授賞式後に、自身のInstagramにて喜びと感謝のメッセージを、故郷であるイギリスのウェールズから発信しました。
本作品の監督を務めたフローリアン・ゼレールと、1988年公開『危険な関係』でアカデミー賞脚色賞受賞歴のあるクリストファー・ハンプトンが共同で脚本を執筆。見事、アカデミー賞脚色賞を受賞されています。
助演女優のオリヴィア・コールマンも、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされました。
作品としてもアカデミー賞作品賞にノミネートされています。
アカデミー賞以外でも、英国アカデミー賞など、様々な映画賞でノミネートと受賞という結果を残しました。
おめでとうございます。
マーベル神兄弟の父と、マーベル参戦予定の演技派女優、夢の共演
演技派のお二人が共演した作品『ファーザー』。
主演は、今回2度目のアカデミー賞主演男優賞に輝いた、サー・アンソニー・ホプキンス。
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品『マイティ・ソー』で神兄弟の父であり、アスガルドの王オーディンを演じておられます。
どの映画の役が一番有名でしょう。
やはり『羊たちの沈黙』ですかね。
ハンニバル・レクター、恐ろしかったですね。
今でもあのシーンは鮮明に思い出せてしまいます。
これはトラウマでしょうか。
そして共演したのは、2018年公開『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞主演女優賞を受賞されたオリヴィア・コールマン。
オリヴィア・コールマンは、MCUドラマシリーズ『シークレット・インベージョン』で、MCU参戦が予定されている女優さんです。
『シークレット・インベージョン』がいつ頃予定されているのか、情報はまだありませんが、非常に楽しみですね。
マーベル、まともや演技派の投入ですね。
すみません、マーベルの話題を少しでもしたいのでつい(笑)
失礼しました。
フローリアン・ゼレール監督、今作が映画監督デビュー作
上のTwitterの右側の方が、フローリアン・ゼレール監督です。
映画『ファーザー』の原作は、監督を務めたフローリアン・ゼレールが手掛けた戯曲『Le Père 父』になります。
本作は、その戯曲『Le Père 父』の映画化となります。
『Le Père 父』は、フランス演劇界最高賞の最高峰とされるモリエール賞のプライベート・シアター賞を受賞した傑作です。
フロリアン・ゼレール監督は、フランス、パリ出身の劇作家、小説家で、本作が映画監督デビュー作となります。
『ファーザー』で脚本を共同執筆したクリストファー・ハンプトンは、ゼレール監督の戯曲に感銘を受け、『Le Père 父』をイギリスの舞台で上演すべく、翻訳作業に立候補したそうです。
その後、劇は世界で上演される運びとなりました。
映画監督デビュー作の素晴らしさに脱帽です。
余談ですが、こういったTwitter等の動画は、ただ好きで見ているだけでも、何もしないよりは英語の勉強になってしまうというのがとってもありがたい!
と、いつも思っています。
筆者の、英語学習にもなってしまうオススメの趣味について、こちらの記事で紹介していますので、よろしければあわせてご覧ください。

ネタバレ無しで、褒めちぎり
さて、本作についての感想を述べさせていただきます。
舞台がロンドン。
このご時世、「海外が舞台」の映画を鑑賞することが、現実逃避ができるという点でまず癒しだと感じました(そこ?すみません)。
映画鑑賞の醍醐味ですよね。
景色や、インテリアの素敵なスタイリングも、とても目の保養になりました。
劇中では、オペラが度々流れます。オープニングもそうです。
優しい雰囲気の曲が流れるのではなく、程よい緊張感が漂います。
映画を構成する要素が、全体的にとてもスタイリッシュな雰囲気を醸し出していると感じました。
そして、オリヴィア・コールマンとアンソニー・ホプキンスの演技が始まったら、もう、引き込まれてしまい、ワンシーンも軽い気持ちで見られるシーンが無かったです。
作品のストーリーテリング力。観客を惹きつける話の進め方が素晴らしかったです。しかし、素晴らしい演技だ、惹きつけられる、と感激させられるだけの作品ではありません。
現実は、映画以上に大変であるだろうし、現実の大変さを思い知ると共に、しかしながらこの作品を鑑賞した後では、優しい気持ちを持てるようになった気がしました。
抽象的な感想過ぎて申し訳ございません。
以上になります。
まとめ
本記事では、映画『ファーザー』の製作情報、受賞内容、感想についてお届けしました。
本当に鑑賞して良かったです。
それではまた!